私は生温い砂に足を取られながらも、砂の坂道を歩いていた。
私は生温い砂に足を取られながらも、砂の坂道を歩いていた。
私の前方には最近よく声を掛けて狩場に行くタルタル族の女の姿が見える。
その前方の彼女が私に振り向き、言った。
「ももさん、そろそろ竜を出しておいた方がいいんじゃない？」
「あいよぅ」
私にそう助言をしてくれる彼女の竜騎士のレベルは既に75になっていて
そんな彼女の今のジョブは白魔道士だった。
彼女が着ているアーティファクトは衛生兵としてふさわしいと思われる
生命力の源である血の赤色と、清潔感あふれる白で彩られていた。
私はエルヴァーン族特有のやたらと高い目線から彼女を見降ろしながら
竜騎士としては先輩にあたる彼女に言われた通りに
竜騎士の相棒である小竜を呼び出す。
小竜が出す翼をはためかす音を2人で聞き
サクサクと砂が軋む音を立てながら
私達は無言で目的地であるこの砂の坂道を再び登り始めた。
この坂道は足を取られて歩きにくいが
坂道の先にある洞窟には私位のレベルで集めた6人パーティで狩ると
経験値的にとても旨い黒虎が居る。
それを思うと、遠くから呼び出されても従ってしまうのだ。
私達は息を切らせながら坂道を登りきり、洞窟の中に入る。
洞窟の中をしばらく歩いた先に、私を呼び出した彼らが居た。
そして彼らの周りにはなぜか1パーティ分の人数の戦闘不能者が転がっている。
薄暗い中を目を凝らしてよく見ると
自分を呼び出したパーティは黒虎を相手にしているようだ。
後衛の1人が私に手を振るが
すぐに自分のパーティが相手をしている黒虎に目を戻した。
「…やれやれ、起こしてやるか」
私の足元で相棒の彼女が小さくつぶやく。
音量としては耳を澄まさないと聞こえないほどの音量の
独特の呪文を唱える声が耳に届いた。
私は相棒の戦闘不能になった彼らの魂を呼び戻す呪文を聞きながら
これから入るパーティを眺める。
黒虎がかすかな地響きを立てながら倒れた後で
「竜騎士さん、よろしく」
と、少し息を切らせた、最初に私に笑いかけた魔道士が私に声を掛けてくれた。
私はそれを嬉しく思いながら、魔道士に笑いかける。
「こちらこそよろしく。1人回復補助になる人を連れてきました」
ここで目が覚めた。
目が覚めたのは明け方の4時過ぎ。
徹也になってすももちんとどこかに行く夢を見た。
何で夢の中までFF11やらにゃいかんのや
しかもすももちんがPLかよ、絶対無いな
と思いながら再び寝る。
この次に見た夢。
向かった歯医者は満杯で
順番が来るころにまた来ようと思って近くのジャスコ(笑)へと行く。
するとジャスコの南出口前の赤レンガ色の石畳を
すももちんがチョコボ堀をしていた。
それを私はがんばるなぁと思いながら眺めて
また歯医者に戻る。
先生に診てもらった後で歯石を取りましょうという話になり
助手のお姉さんが歯石取りの道具の乗ったカートを蹴ってよこす。
そのカートは私の横を流れるように滑って壁にぶつかると
道具が宙を舞って床に落ちた。
それを片付ける間、私は助手のお姉さんに眼隠しをされる為に
目をガーゼで覆われる。
「寝ちゃうんでガーゼを取ってください」
私がそう言うと、助手のお姉さんが
「寝ちゃってもいいんですよ」
と優しい声で返してきた。
(そういえば今何時だっけ？)
と思い、私は時間を確認しようと目を動かすと
ズボンがパジャマになっていた。
(うーん、7時半かぁ…。じゃあ寝てもいいかなぁ)
そう思った私は目を閉じる。
…目を覚まして
「ぎゃ！！7時半！！寝坊！！！」
と、飛び起きるけど、その5秒後にいつもの時間になる目覚ましが鳴りましたとさ。
ここでもすももちんが出てきたとかどうなの。
それにしても疲れる夢だなー。
まったく。
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